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典型的なアトピー性皮膚炎では、痒みのある湿疹が、おでこ、目・耳・口のまわり、唇、首、手足の関節の内側、胴体などに左右対称にみられます。症状が出現するのは、早い例では生後2〜6ヶ月ですが、1歳、4〜5歳、学童期、思春期になって始まることもあり、最近は成人になってから症状がでてくる人もいます。1歳未満で発症して、成人期まで続くこともあります。成人期のアトピー性皮膚炎は、特に成人型アトピー性皮膚炎とよばれます。
アトピー性皮膚炎の診断基準は、厚生労働省や日本皮膚科学会が作成した治療ガイドラインによって決められています。次にあげる3項目に当てはまる場合は、症状の軽い、重いにかかわらず、アトピー性皮膚炎と診断されます。
@ かゆみがある
A 湿疹と症状の現れる部位に特徴がある
アトピー性皮膚炎の湿疹は、左右対称に現れるのが特徴です。
また、年代によって、症状の現れる部位が異なります。
乳幼児は2ヶ月以上、成年では6ヶ月以上の症状が出る。 ⇒ 慢性と言えます。
乳 児
⇒ 主に顔や頭にできるが、ひどくなると、胸や背中、手足にも広がることがある。
子ども ⇒ 首の周りや、ひじの内側やひざの裏側など、関節の内側にできることが多い。
成 人 ⇒
顔や首、胸や背中など、手でかきやすい部位に、症状の重い湿疹が多い。 |
B 湿疹が慢性化している
湿疹が慢性化し、よくなったり悪くなったり繰り返します。乳児では2ヵ月以上、子どもや大人では6ヵ月以上が目安になります。
■ アトピーは遺伝する?
ヒトの遺伝子は、最近、3万から4万個であると言われています。子どもがアレルギーになる確率は、両親ともにアレルギーだと約50%、一方がアレルギーだと約30%、アレルギーのない場合は約10%であったという報告があります。双子の研究では、遺伝子が同じである一卵性では共にアトピーは77%、遺伝子の違う二卵性では、共にアトピーは15%であると言われています。アトピーは遺伝しやすいのですが、アトピーを起こす遺伝子は1つではなく、まだ研究中です。
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